ビジネスホテルで最近増えているのが、朝食のレストランでの部屋飲み用コーヒーの用意だ。もちろん時間のある時はレストランでコーヒーも飲んでくるが、忙しい朝の時間、部屋で資料の最終チェックを、コーヒーを飲みながらできると嬉しいものだ。
しかしホテルからすればレストラン内でコーヒーを飲んでくれれば、部屋飲み用のカップを用意することもない。これはコストとしてはバカにならないのではないかとも考えられる。ところが視点は表からとは限らない、ホテル側にも大きなメリットがある。
通常食事が終わってからコーヒーを飲んでゆっくりする時間は5分程度、部屋飲みコーヒーの準備をしておけば、5分間の時間を早く回転させることが出来る。ビジネスホテルの場合、朝食の時間は7時から8時半くらいの間に集中する。この時間帯に1人5分の滞在時間を切り詰めることが出来れば、混雑緩和にはかなり大きな効果となる。これがどこのホテルでも部屋飲みコーヒーを用意する狙いなのだ。
このところビジネスホテルだけでなく、シティホテルでも同様のサービスを行うところも出てきている。どこも表向きは、顧客サービスの一環においてということだが…。
自動車業界で顧客サービスとそれに付随するものと言えば、