なぜ、新しいパソコンは思いのほか使いづらいのか

 仕事で使うパソコンは、定期的に入れ替えを行う会社が多い。例えば現在の機種の後継モデルに入れ替えるとする。同じメーカーの同じシリーズなので違和感は少ないはず。しかし新しくなったにもかかわらず、以前はあったはずの機能が省かれていたり、バージョンアップにより、旧モデルで作った資料は使えないなどということが起きる。
 一般的にパソコンは、購入時や導入時に細かく使用方法のレクチャーなど受けたりはしない。だから案外当たり前のことでもたまたま仕様が変わったことに気付かずにいると、ある時に突然問題が発生する。なぜ、今まで使えていたものが使えないのかと…。ゆえに新しいパソコンとは言え、使いこなすまでには結構時間がかかり使いづらいと感じる。
 昨年ある研修で、一部の受講生と話をしていて違和感を覚えることがあった。それが今年、割と多くの若手営業マンに共通する問題であることが分かった。さらに恐ろしいことに、すでに第一線でバリバリ活躍する30代の営業マンも、結構な割合で正しい使い方を理解していないことが発覚した。それは何とフォグランプ。