コンビニエンスストア(以下コンビニ)では、会計の際にスタッフが商品のバーコードをスキャンし合計額を出すのだが、その直前にもう一つキーをタッチして合計キーを打ち会計が終了する。
この「もう一つのキー」は年齢キーといい、何時に何歳くらいの男性・女性がどんな商品を購入したかがわかる仕組みとなっている。
そもそもいま時は、どこのコンビニでもPOSシステムを導入しており、それだけでも、いつどんなお客様が何を購入されたかがわかるようになっている。そこに加えて男女と年齢を明らかにしたのが、コンビニマーケティングの深い点と言っていいだろう。
このコンビニの緻密な販売データは、コンビニ個店単位の仕入予測に直結し、売れ筋とそうでない商品をデータ上で明らかにする。これはコンビニに商品を卸す各メーカーもそのデータを欲しており、彼らはコンビニ主導となりがちなコンビニのプライベートブランド商品を共同で開発することにより、相当な恩恵受けていると聞く。
もちろんコンビニの各店舗もデータを取って放っているわけではない。彼らはその中で、何曜日の何時頃、どんな商品がどれくらい売れるのかを分析し、そこで導き出した数字から、どのくらいの数を置けば欠品がなく売り損じなく販売することが出来るかを徹底的に見抜くという。特にコンビニの中でも、