なぜ、ネットニュースでは情報が不足するのか

 先日、若手社員の研修で「情報を積極的に取りに行こう」という話の中で、新聞や雑誌を読むことをお勧めした。新聞や雑誌は自分が興味のない記事でも、隣に書かれていれば、その記事が自然と目に入ってくる。あえて読みに行こうとこちらから向かわなくても、向こうから勝手に情報が入ってくるという性質がある。
 一方、新聞や雑誌の紙媒体は読まず、テレビさえもあまり見ないという若手社員は案外多い。彼らの多くは、情報はネットニュースで確認していると言い切る。
 確かにネットニュースは、調べようと思えば発信源さえ誤らなければ深く知ることができる。それはそれで非常に便利なことと思うが、ネットの場合は目的を持って取りに行かなければ、関連しそうな情報などを同じウェブページから発見するのは難しい。