東京は降雪からおよそ二週間。舗道には未だ凍ったままの雪の塊が残っている。
そんな中、威勢良く宅配ピザの配達バイクが通り過ぎる。こんな寒い日に、ピザなど自宅までわざわざ配達してくれるのは本当にありがたいだろう。
私も子どもたちがまだ小さかったころ、何かのイベントごとのたびに宅配ピザを注文していた時期があるが、これが結構なお値段だった。単純にピザを食べる値段としては、お店で注文する金額のおよそ2倍、それでも注文する。
家でピザを食べようとすると、それなりの材料を買い揃えオーブンで焼き上げなければならない。その面倒さを考えると、多少の出費よりも手間のかからない方を選ぶ。
要はお金では買えない面倒さの回避と時短というこれまたお金で買えない時間を得ていたことになる。とは言え、ある意味で時間を買ったということになるのか…。
こうなると一概に「高いから絶対に売れない」とは言い切れないことがわかる。
なぜ、宅配ピザは結構な値段でも売れるのか
