梅雨に時期がやってきた。いささか気が早いが、この梅雨空を越せば夏の到来だ。
そんな夏の暑さ、東京で気温が40℃に迫ろうかということを耳にするたび、沖縄の人はさぞや大変だろうと考えていた。東京は北緯35度、那覇は同26度、これだけ違うのだ。実は私、冬には何度か訪れてはいるものの、夏の沖縄には行ったことがないのだ。
そんなとき、あることに気が付いた。今日一日、全国で一番暑かった場所というニュースをよく聞くが、沖縄や鹿児島などの地名を聞くことはほぼない。およそ埼玉県熊谷市、群馬県館林市、岐阜県多治見市あたりが常連。意外と東京都練馬区も健闘し、南国を思わせる地名は、たまに高知県あたりが出てくるくらいだ。
なぜ、沖縄の地名がこの暑さの観測地点に名を連ねないのだろうか。これら「四天王」の次くらいに一気に名を連ねるのか。そんな思いで気象庁の一日の最高気温のデータを見ると、なんと沖縄県は35度を超える日自体が案外少なく、ベスト10にすら入らない。