昨年末より将棋界では若い力が世間を席巻している。14歳の最年少棋士藤井四段。公式戦で勝ち続けること29勝、歴代の連勝記録を最年少棋士として樹立、先日、30連勝がかかった対局で惜しくも敗れたが、彼の話題は今なお尽きることが無い。
将棋の細かい戦略や技術については残念ならがわからないが、それよりも14歳の彼の言動に毎回感心する。もちろん多分に親御さんの影響や教育があってのことだろうが、謙虚で周囲に気を遣い、負けた相手の棋士を立てることも忘れない完璧なコメントは、とても14歳とは思えないほど。
連勝を重ね、残念ながら記録が途絶えてしまった藤井四段が負けてもなお様々な場面で話題に上がり、引退した加藤九段をして藤井特需とまで言わしめたのは、全て藤井四段の普段からの言動からくるものであることは間違いない。