世の中には、良い商品にもかかわらず、商品の特性をお客様に訴求できていないために、売上げが思うように伸びず苦戦を強いられる商品も少なくない。
高級ティシュペーパーの代表格である「鼻セレブ」は全くもってそんな商品だった。
この商品はもともと「モイスチャーティシュ」という商品名がついていた。しかしそれではこの商品がどんな商品で、どんな特徴があるのかがよくわからない。値段だけ高価で普通のティシュとの違いもわからず、結果的に売上げは伸びなかった。
そこで商品名を一新して「鼻セレブ」となる。パッケージには「鼻」をイメージできるように、動物のふわふわな鼻の写真を中心に載せることにした。これが大成功となる。
花粉症で一日に何度もティシュのお世話になるなど、「鼻」をいたわりたいという人々の共感を呼び大ヒットとなった。
なぜ、高級ティシュは売れたのか
