なぜ、NHKのアナウンサーが話題になったのか

 サッカーワールドカップが始まり、ロシアが熱くなっている。我が日本チームは初戦でコロンビアに歴史的な勝利を収め、ネットではある炎上まで起きていた。「大迫半端ないって」というNHKのアナウンサーの言葉だ。
 話は少しそれるが、私は研修や店舗でのトレーニングの際に気を付けていることが一つある。それは正確な言葉を使うこと。どんなには流行っていても「半端ない」や「がっつり」など正しくない言葉は使わないようにしていた。もっとも「がっつり」は昨年、広辞苑に掲載され、そろそろ市民権を得た感があるのでそろそろ許されるかとも思うが。
 そんな私の言葉の基準はNHK。そのさなかでの「大迫半端ない」騒動。ネットの書き込みだけでなく、当のNHKにも視聴者からこの言葉の是非について、複数の意見が寄せられた。これを受け総局長が、NHKらしからぬ発言としながらも、(観客席の)ボードに書かれた映像も抜いていた(映した)ので、とっさに見て考えたと思う…と評価した。