新生サッカー日本代表チームが動き出した。監督が変わりベテランの長谷部誠、本田圭佑、香川真司など常連が代表引退を表明、代わって20代前半の若い選手が選出された。そして南野選手や中島選手、堂安選手といったその若い戦力が躍動し機能している。
サッカーに明るくない私には、3人とも今回のメンバー招集まで名前すら知らなかったが、サポーターの間では、いつかは順当に出てくるいわば隠れた逸材と評されていたと聞く。彼らの〝順当″が今になってしまったのは、彼らのポジションである攻撃的中盤は選手層が厚く、本田圭佑や香川真司、乾貴士など実績ある大御所たちと重なっていたためではないかと考えられる。
特に今年のような、大きな国際大会を目前にすると、実績にすがりたい気持ちはよくわかる。だからこそ彼らを評して隠れた逸材というのは、言い得て妙ではないか。