同じ店舗や会社に定期的に伺っていると、時おり思いもよらぬ変化を見ることがある。宣伝広告や展示会、感謝祭の企画などもそのひとつだ。
いつもは展示会の企画などメーカー推奨のものを使う程度で、独自の企画やノベルティも変わり映えしない店舗があった。しかし、ある時伺って、今までと全く違った斬新な企画になっていた。それは今までとは全く違うアプローチで、ここまでやるのかと驚くほどだった。理由は広告代理店の担当者が代わったという、それだけのことだった。
なぜ担当者が代わったとたんに、ヒット企画が次々に発案され、現場の店舗が活性化したのか…。それは現場で何が必要かを新しい担当者がしっかりと把握できたからにほかならない。もちろん社会の流行りや風潮をいち早く感じることも重要だが、販社の店舗にとって、今、どのようなことが求められているかを探ることが特に重要になる。
今、店舗で求められているのことを探るのは、店舗に立つ人との会話と観察により現場を理解することが重要。現場の空気を共に吸いながら、店長の話や店舗での困りごとを肌で感じ、店舗スタッフの愚痴を聞くと、結構その中に答えが隠れてる。そして店舗で抱える問題点の根源がどこにあるのかを探り当て、それを解決する手段を提案する。
なぜ、名うての広告マンは提案が上手いのか
