もう5、6年前の話。私が出張でも使えるビジネスバッグを買い替えた時の話。正確に言えば、買おうと決心してから実際に購入するまでの顛末。
私は出張用に時おりマチの広いソフトバッグを使っていたが、持ち手のグリップ部分が切れかけてしまい、買い替えるために同じブランドの直営店に向かった。
10年近く使ったバッグだから買い替えは決めていたのだが、念のために切れかけたグリップの修理は可能なものか見てもらった。
すると工場に送れば、可能かどうか無料で見積れるとのことなのでお願いした。
数日後工場から直接連絡があり話を聞く。修理は可能だが数万円、新品のバッグの半分ほどの値段なので止めた。そこまではいい、問題はその後。
修理しないので店に送ってくれても直接自宅に送ってくれても構わない旨伝えたところ、どちらにしても送料がかかるという。無料と聞いたがと尋ねると、見積もりは無料だが、修理しないのだから当然送料はいただきたいと…。ならば返さなくていいので処分をお願いすると、処分の費用を請求された。かくして数千円を振り込んだ。
見積もり無料と良いことだけ伝え、
なぜ、私は決めていた買い物を中断したのか
