なぜ、かかりつけ医の受付嬢は顔を合わせず話すのか

以前、私の担当医が、パソコンを睨んだままこちらに話しかけてくる不快さをこのコラムで書き記したが、今日は医師ではなく定期診断で行った際の受付嬢の話。
 午前中はどこの病院も受付に並ぶ人が多い。中には辛い症状や体の痛みに耐えて来院する患者もいる。それらの人たちが列に並び受付を待つ。私の前の人も辛そうだ。
 最近では、タッチパネル式の自動受付機で済ませることもできるが、症状を伝える必要がある初診の患者などは、漏れなく受付を通らなければならない。
 ひとりの女性スタッフが受付をする。彼女は仕事をする上で自分のペースを崩さない。どれだけ自分の前に患者が並んでいても、自分の作業が終わっていないと次の患者を受け付けない。重要な仕事であれば仕方がないが、わりと一息ついていることも見られる。受付を再開し次の患者を一瞥し、問診票を受け取るや否や、パソコン画面に目を向ける。
 個人情報の確認や担当する医師が誰かなど必要のことも少なくないのはわかる。しかし、