なぜ、彼女は担当者の名刺をもらえなかったのか

 先日来お伝えしている友人のマンション購入記から、初期の段階にさかのぼる。
 最初にその物件を見に行った際に、現地で担当者と初めて顔を合わせた私の友人。その際は夫婦二人で出かけたそうだが、担当者から名刺を受け取ったのは彼だけで、隣にいる奥さんへは挨拶だけでそれ以上何もなかったと言う。
 その後、各部屋・各所を見て回り、様々な質問は主に彼からではなく奥さんから。調べないとわからないことなど、その場で答えられないことは後日電話やメールで返答してもらったとのことだが、それらは仕事先に居る彼の方へ連絡が行く。その都度奥さんに連絡し理解したことを確認したうえで担当者へ返信メールを打つ、非常に効率が悪い。
 その後、不動産会社の担当者から依頼を受けた信販会社の担当者と会い挨拶。しかしここでも名刺を受け取ったのは私の友人の方だけで、家計をやり繰りするはずの奥さんへは口頭での挨拶だけ。
 さらに不動産会社のリフォーム部門の担当者と会った際も同じ。しかもリフォームは奥さんの意見が中心と言ったにも関わらず、なぜか名刺はご主人である友人のみ。ここまでくると、呆れるしかないと友人が嘆いていた。
 それでもその業者から買うのは、