なぜ、洒落たイタリアンで中途半端な食事になったのか

 ある出張時の夕食でのこと。お酒を少しだけいただいてそれに合わせて軽くつまむ程度で済ませるつもりで駅ビルに入る洒落たカジュアルイタリアンの店に入った。
 クラフトビールと、イタリアンに地元の食材を取り入れたメニューが並び、迷いつつもお勧めのクラフトビールと小皿の料理を2品ほど注文する。元来それほどビール党ではない私だが、すっきりしたクラフトビールの味わいが気に入って、もう1杯注文することにして、食べ物はさっぱりとしたものをと思い、店員にお勧めを聞くことにした。
 しかし、カウンターに座る私の空いたグラスとお皿が目に入らないのか、店員はこちらには声を掛けてこない。後ろのテーブル席には、同時に2組のお客さんが入ってきたようだが、さほどの忙しさではない。それでも店員はこちらを気にする様子は全くない。
 仕方なく奥のキッチンにいる店員に声を掛け、追加のビールと当たり障りなくピクルスを注文。食事が終わった時、もう少し食べ応えがあるものにしておけばと、何とも中途半端な気持ちで店を後にした。
 自動車販売店のお客さまはどうだろうか。点検や車検、