なぜ、調子のよい販売スタッフに呆れてしまうのか

 久しぶりに、友人のマンション購入記、今回はその後の様子。
 購入、さらにはリフォームに際しての諸々の不満は何度もこのコラムで記してきた。
 それでも、購入後のアフターサービスは、同社の別部門がしっかりと行ってくれるということ、さらには販売担当者もリフォーム担当者も連絡をするというので、その言葉を信じ任せることにしたという。誰かからは連絡があるだろうと期待して…。
 そして彼が入居して半年が過ぎたが、それらの言葉は遂行されることがなかったという。誰からもどの部署からも、たった1本の電話さえも。
 一般的に言われるように、唯一クルマよりも高額な商品である不動産でこれはいかばかりか。私の知る名の知れる不動産会社や、そのセールス担当者は皆、気配りができクレームがあっても誠心誠意対処して、クレームから紹介を発生させる凄腕のセールスばかりだっただけに、これには驚いた。
 自動車も一般的には不動産に近い感覚の買い物だ。めったに買うことがなく日常的とは言い難い。そして財産として扱われ、購入に際しては思い入れが強いことが多い。
 私たちはそんな商品を扱っている。さらにクルマは長く使うものであり、