JR各社や大手私鉄各社は、いま時の駅の改札は機械化(非接触式IC決済)が進んでいる。これにより、駅の改札スタッフが激減した。ほぼ見ない路線すらある。
人員削減効果もあるだろうが、むしろ改札の人員を他部署に振り分け、顧客サービスをより一層充実させた効果は高い。
さらに機械化で駅の中での消費も活発になる。朝の忙しい時間、財布から現金を取り出さなくても短時間で買い物ができる。レジで行列していても会計がすぐに終わるので自分にも後ろで並ぶ人にもその恩恵は大きい。ついつい買い物の頻度も上がる。
マクドナルドが、ネットによる事前購入でクレジットカード決済を導入し、客単価を上げる試みを行っているのと同様に、駅利用者がエキナカで買い物をする際の客単価も、現金支払い時と比べれば格段に上がることは容易に想像がつく。何しろ今ここに現金がなくても、チャージしてさえあれば欲しいものを持って帰ることが出来るのだ。
もう一点、一般にはあまり語られていないが、
なぜ、日本の鉄道会社は改札を機械化したのか
