私事でいささか恐縮であるが、あえて記しておくことにする。
少し前の話だが、社用車で定期的に伺っているお店にから帰る途中のこと。その店舗から自宅に帰る際はひと山越えて帰る。その日もいつものように夜の峠道を走っていた。いつもと違うのは、梅雨時であり、時折激しく雨が降る天候だったということ。
雨はそれほど珍しくないし、さすがに豪雨となればいつにも増して気を引き締めて走るが、峠で遭遇する豪雨とは言え初めての経験ではない。だがそんな私を焦らせたのは、その豪雨の中を走っているときに、いきなり点灯した警告灯だ。しかも複数が一度に。
自動車販売に携わって30余年、この道のプロを自認する私。過去、様々なあり得ないことを経験してきた。AT車で高速道路を走行中に3速にシフトアップしなかったこともあった。首都高速の上り坂のトンネル内でフロントタイヤがバーストしたことも。この峠道でもそれらに匹敵するくらいに焦って、思わず広くなっている場所にクルマを寄せた。
取説より先にネットで事象を調べ、それらしいものを見つける。その一文を読み安全を確認し、再び走り無事に帰宅。後日店舗で聞くと、