外資系生命保険のトップセールスは、若いお客さまから高額な保険契約を打診されてもあえて断り、適切な金額の契約を勧めるということは、以前この紙面にて披露した。
トップセールスともなると余裕があるものだと思われるかもしれないが、逆だ。
若いうちから無駄に高額な契約を結んだところで、その保険が活かされることは非常に少ない。だから独身で本人も親も元気なうちは適切な契約を勧める。
この「適切な」というところが重要で、「必要なものを必要な分だけ」の提案が自分の実績のためではなく、契約者のためのベストを提案してくれたということになり、信頼される。だから後々紹介や増額の相談の声が、定期的にかかるようになる。
また、契約の際に取得したお客さまのご家族の情報を取りため、逐一更新することに余念がないという。特にお子さんの情報は、学校を卒業する年、その後の進学先や就職先などを把握し、中には就職相談にさえ応じることもあると聞く。
一見すると面倒くさいようにも思えるが、
なぜ、生保のトップセールスは業界で生き残れるのか
