テレビや新聞では、連日のように解説者が大谷選手の次のチームを予想する。その中で違和感を覚えるのが、移籍金の金額を誇張している報道がある事だ。ベーブルース以来の二刀流という離れ業で世界を席巻する大谷選手であるから、それなりの金額が動くことは仕方ないが、それが彼が求める条件であるかと言えば、答えはNOのはずだ。
大谷選手は、現在加入するエンゼルスに入団する際も、金額の大小は気にも留めず、二刀流という自分のスタイルを理解して迎えてくれる球団を選んでいる。今回も金額より自分の力を十二分に発揮できる環境の整う球団を選ぶはずだ。
例えば打者としての大谷選手はこの2年間、シーズン終盤に敬遠が多かった。これは自分の次の打者で勝負する相手投手が多いことを意味する。大谷選手は怖い打者だが、次の打者なら打ち取れそうだから大谷選手との勝負を避ける。したがって絶対的強打者が大谷選手の次の打席に座っていれば大谷選手で勝負する可能性も高まる。要するに打者に限ったことではないが、野球を楽しめるチームを希望しているのではないかと思う。そう考えれば自分に過分の予算を使わせるよりも、その金で強打者を獲得するか初めからそんな選手がいることが彼のニーズには合っているのではないかと考える(例えばの話だが)。
なぜ、メディアは大谷選手の移籍先で議論するのか

