私の友人夫婦が家を購入したいとのことで住宅メーカーに同行した際の話である。友人夫婦は数年前から家の購入を検討しており毎月少しずつ貯金をして頭金を貯めていた。普段私はセールス側であり「売る側の立場」であるが、今回は「買う側の立場」に近い立ち位置だ。住宅セールスパーソンがどのように私の友人夫婦に高額商品を提案するのかが楽しみだった。
1社目の住宅メーカーに着き、早々とセールスパーソンが友人夫婦に様々な提案を行っていた。私はその提案に違和感を抱く。違和感の正体はそのセールスパーソンが行っているのが提案ではなく説明なのだ。予め友人夫婦にはどのような家に住みたいのか、家に何を求めているのかを聞いていた。その聞いていた事とはかけ離れた説明を目の前で行っている。セールスパーソンは家の設備や庭の広さが子供の成長に適しているなど説明しているが友人夫婦に子供はいない。残念ながら子供は授かれない理由もある。結果勧められた物軒に対してイメージが湧かず早々に1社目を後にした。2社目に向かう車内では少し重い空気が流れていた。
なぜ、彼らは理想へのスタートを踏み出せたのか

