先日、知人と久しぶりに再会し話の流れから近くの居酒屋で一杯やることになった時の話。入った店はすでに混雑しており最初に頼んだビールでさえも提供されるまで時間を要していた。次々にお客さまからオーダーが入り従業員が慌ただしく店の中を走り回っている。明らかに店が回っていない状況だ。やっときた飲み物で知人と乾杯し私は飲みながら店の様子を伺っていた。
程なくして、20代前半と思われる女性スタッフが店に加わった。少しは店の状況が変わるのかと思っていたが、実際は予想を遥かに超える変わりようだった。
女性スタッフは混雑している店の様子を携帯電で写真に撮影しており、1分程度だが携帯電話を操作していた。その後、次々に入る注文を見事なまでに捌き厨房へオーダーを取り次ぐ。ここで驚いたのがお客さまとの会話の内容である。その日のお通しは煮物だったのだが、そのお通しをカットして欲しいというお客さまに対し、煮物の味付け方法や味の説明をするとお客さまからやはり欲しいとの返答が来た。そればかりか女性スタッフに、その他のお勧め商品は何か質問し答えるとその商品まで追加でオーダーをもらっていた。混雑している店を回すだけでなく、その中でもお客さまとコミュニケーションをとっている。
なぜ、コミュニケーションがその店を救ったのか

