なぜ、美味しいラーメンでも感動が薄かったのか

 仕事の途中で、隣街で人気だというラーメン屋に入った。味は私好みでひと口目から「これは美味しい!」と噂にたがわぬ味に若干感動を覚えた。
 その後、店内の混雑が増して、お客さんの出入りが多くなったあたりであることに気が付いた。さっきから店員の挨拶がほとんど聞こえてこない。
 人気ラーメン店の多くが、威勢良く元気な挨拶や声がけがあるにもかかわらず、このお店ほとんどと言って良いほどそれがない。それどころかカウンターに座る私の前にいるベテランスタッフからはやる気が全く感じられない。盛り付けなどほとんど投げやりに見える。こうなると先ほど最初に口にしたラーメンの印象ががらりと変わる。確かに美味しいし、煮干しの利いた味は私好み。しかし食べ進めて舌が慣れてしまったせいか、味が調味料で上手く整えられているのではなどと、うがった見方をし始める。美味しいのだが最初の印象とは違う。強いて言えば ”普通に美味しい” ということだろうか。
 自動車業界でもそんなことがしばしば見受けられる。実は