なぜ、ファーストクラスの乗客は細かい指摘が多いのか

 飛行機のファーストクラスのお客さまは、サービスに対する指摘もかなり細かいと聞く。ファーストクラスの金額は、例えば東京~ロサンゼルス間が、ある有名航空会社ではエコノミーで片道約35万円だが、ファーストクラスはおよそ165万円となる。有体に言えば、その金額の差が大きい分、サービスに対する指摘も細かくなるということだ。
 但しその指摘はどれも道理の通ったごくごく当たり前のことであり、なおかつ基本的な細かい部分が多い。例えば、洗面所のガラスが少し汚れていたなどで、過去には、床に糸くずが落ちていたという細かい指摘もあったという。一見するとそこまで神経質にならなくてもと思うかもしれない。だが彼らは、通常なら35万円で済むところを5倍近い金額を払い、上質で行き届いたサービスと、心地良い時間を買っていると考えているのだ。金額が違う分、普通のサービスとは違うことを始めから期待しているということだ。