なぜ、ティーバッグが世界中で使われるようになったのか

 私たちの生活の中には偶然によって誕生したものがある。どれも諸説あるが、肉じゃがはビーフシチューを作りたかったが、材料が入手できず、砂糖と醤油で代用してできたもの。電子レンジはレーダー技師がレーダーの近くで測定をしていた際に、ポケットに入れておいたチョコレートが溶けたことに気付き、マイクロ波はレーダーだけでなく、加熱にも使用できると分かり発明された。
 以前イギリスのニュースで、「イギリス人が選んだ発明ベスト10」の中に紅茶のティーバッグがランクインされていた。紅茶と言えばイギリスが有名だが、ティーバッグ発祥地はアメリカである。1900年代初期にアメリカの商人であったトーマス・サリバン氏が、当時顧客にサンプルとしてブリキ缶に茶葉を入れ送っていたが、経費削減のためシルクの袋に入れ顧客へ送った。すると受け取った顧客の中に、新しい包装に困惑しシルクの袋ごとお湯の中へ投げ込んだ。これがティーバッグの始まりである。飲む量を調整できる。茶葉を蒸らす必要もない。茶葉を取り除く必要もないといった利便性から評判となり爆発的に売れた。要は茶葉に対する顧客の不平・不満がティーバッグにすることにより解消できたというわけだ。