このコラムでは何度か取り上げているが、私が大好きでたまにお邪魔する東京青山にあるイタリアンレストランの話。
このお店の心に響くおもてなしに惹かれ、私も何度となく訪れている。先日伺った際も改めて感心したのだが、それがお出迎えのシーンについてだ。
このお店、15店舗の飲食店が同居するビルの3階にあり、共用のエレベーターでお店に向かう。したがって入口からビルに入る時点ではお客さまがどこのお店に向かうかはわからない。しかしいつも私が予約をしてそのお店に行こうと入口に入ると、「大久保様」と声を掛けられる。出迎えてくれるスタッフはほとんどが新人に近い若手のスタッフで、もちろん私とは面識がない人が多い。ちなみに先日伺った際も「何階のお店ですか?」と聞かれ、「3階です」と答えたところで、「ご予約の大久保様ですね」とそんな会話があった。なぜ、私だとわかるのか。これにはもちろん仕掛けがあるが、予約の時間の少し前に3階のお店からわざわざ1階の入口に降りて待っていてくれる。この特別感はひとしおであり、他に同じようなレストランは多いが特別な日にはこのお店に行きたいと思わせてくれる。まだ店に入る前からすでにお店のおもてなしにやられている自分に気付く。
なぜ、あの人気店はそこまでやるのか

