スイミングスクールに通う息子の話。息子は小学生になり近くのスイミングスクールに通うことになった。月に一度泳力を確認する進級試験が行われるのだが、先月行うはずだった進級試験の日に体調不良になり、別日に行われる他のグループに交じり進級試験を行うことになった。当日私は2階の観覧席から息子の様子を眺めていた。息子は普段顔を合わせているメンバーではないため話し相手がおらず、孤独そうに試験の順番待ちをしていた。哀感を覚えつつも、試験開始時間までの間に事務手続きを行うためスクールの受付へ向かった。手続きを終え観覧席へ戻りふと息子へ目を向けると、少し年上と思える子供と笑顔で楽しそうに会話をしていた。次第に会話に混ざる子供が増え、知り合いだったのかと思うほど仲良くなっていた。私が離席していたのはわずか15分足らずだ。
進級試験が始まり息子の順番が回ってきた。1回目の挑戦は失敗に終わり、プールサイドで再び順番待ちをしていると、先ほど仲良く話していた子供たちから試験のアドバイスをもらっていた。息子は笑顔でアドバイスを聞きお礼を言っている。
子供たちにとって仲良くなるのに、よそ者か否か、年上か否か、上手かどうかなどは関係ない。仲良くなるという人間の関係性に加え、スイミングという共通の行動で彼らの姿は、友達という垣根を越えてチームになっているように見えた。きっと彼らは共に成長していくだろう。
なぜ、子供たちはすぐに仲良くなれたのか

